[不倫体験]雨の夜、スーパーの店長と40代パート主婦の距離が縮まった理由

投稿者

由美子さん 45歳

神奈川県在住。

スーパーのパート歴3年

夫は単身赴任中で、家は娘と二人暮らし。最近は受験勉強で娘も部屋にこもりっぱなし。

夕飯のときも「うん」とか「そうくらいしか返ってこない。

まあ思春期だし仕方ないんだけど、食卓が静かすぎると、なんか物足りないと思ってました。


うちのスーパーの店長、佐伯さん。50歳。

見た目はちょっと怖そうで無口なんだけど、スタッフの細かい変化によく気づく人。

ある日、品出し中に私が重い段ボールを持ち上げたら、

「おいおい、腰いわすぞ」ってひょいっと持ってくれたことがあった。

ああいうときって、なんか変にドキッとするんだよね。

自分でも「いやいや、なに意識してんの」って笑っちゃうくらい。

それから少しずつ話すようになって、休憩室でコーヒーを飲みながら天気の話とか、昔やってた部活の話とか。

普通の世間話なんだけど、不思議とそれが楽しみになってきてた。


ある日、棚卸しで閉店後も残業になった。外は土砂降り。

帰ろうとしたら「送ってくよ」って声をかけられた。

店長の車、意外ときれいで、ほのかにいい匂いがして。

ワイパーがカタン、カタンって動く音だけが響いてた。

信号待ちでふと横を見たら、店長と目が合って…なんか一瞬、息が止まったみたいになった。

数秒の沈黙のあと、店長が少しだけ笑って、「…なんか、近くに感じるな」って小さく言った。

その瞬間、胸が熱くなって、気づけばお互い顔を近づけていた。

軽く唇が触れた…ほんの一瞬の、でも忘れられないキス。

それからは、仕事中は何もなかったように普通にしてるけど、

ふとした瞬間に視線が合うと、二人とも小さく笑ってしまう。

他の人にはなんでもないやりとりに見えるんだろうけど、私たちにはちょっとした「秘密」みたいになってる。

きっと、この関係はまだ名前のないまま、静かに続いていくんだと思う。