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投稿者：美咲さん（仮名・37歳・主婦）
小学生の息子を育てながら、平日はパート勤務。休日は家事と子どもの習い事で慌ただしい毎日を送っている。夫との関係は冷めて久しく、日常に少しの刺激や癒しを求めていた矢先、プールの待合スペースで運命的な出会いを経験した。
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私（37歳・主婦）は、小学2年生の息子を毎週プールに通わせています。
待合スペースで同じように子どもを待っているお父さんと何度も顔を合わせるうちに、自然と挨拶をするようになりました。
最初は「今日は寒いですね」とか「なかなか泳げるようになりませんね」といった軽い会話だけ。
けれど、だんだんと子どもの学校の話や仕事の話にまで広がっていきました。
ある日、その方が「このあと少し時間あります？近くにカフェがあるので、お茶でもどうですか」と声をかけてきたんです
最初は少し驚きましたが、「子どものレッスンが終わるまでの間なら…」とつい頷いてしまいました。
カフェで向かい合って話すと、待合スペースで話していた時よりも距離がぐっと近づいたように感じました。
彼の家庭のこと、仕事のこと、普段は誰にも話せないような愚痴まで自然と出てきて、
お互いに「ここで話せること」が心地よかったのです。
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それから毎週のように「今日は行きます？」と誘われるようになり、次第にカフェだけでは終わらなくなっていきました…。
カフェで会うのが当たり前になってきたある日、
彼が少し真剣な顔をして「いつもこの時間が楽しみなんです」と言いました。
私も同じ気持ちだったので、思わず笑って「私も」と答えてしまいました。
その日、子どものレッスンが少し長引き、私たちは駐車場で話しながら待つことになりました。
夜風が少し冷たく、思わず肩をすくめた私に、彼が「寒いですね」と上着をかけてくれました。
その瞬間、心臓が跳ねるのを自分でも感じました。
ふと沈黙が訪れ、気づけば彼がゆっくりと顔を近づけてきて…。
ほんの一瞬ためらった後、私も目を閉じてしまいました。
短いキスだったのに、今までとは違う関係に一歩踏み込んでしまった、と直感しました。
その後は「これ以上は危ない」と言いながらも、次の週も、またその次の週も、会うたびに惹かれてしまい、
少しずつ距離は縮まっていきました。
「子どもの習い事の待ち時間」という、一見ごく普通の日常から始まる関係にリアリティを強く感じました。夫婦関係や家庭に問題がなくても、ふとしたきっかけで“心の隙間”が生まれることは誰にでもあるのかもしれません。美咲さんの話は、多くの読者にとって「もし自分だったら…」と考えさせられるエピソードだと思います。
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