【体験談】旦那は単身赴任中の50代既婚主婦、出会い系で会った30代男性を自宅に招いた日

投稿者

美智子さん 53歳

専業主婦。夫は数年前から単身赴任で家を離れており、子どもたちも独立して、今は広い家に一人で暮らしています

週に数回は近所の事務パートに出かけますが、それ以外の時間は庭の花を世話したり、

料理を工夫したりしながら、静かな日々を送ってきました。

「家族のために」という時間は過ぎ去り、気がつけば“女性としての自分”を忘れてしまっているような気がして、

心にぽっかりと穴が空いたような感覚を抱えていたそうです。そんな時にふと始めたのが出会い系アプリ。

最初は誰かと会うつもりはなかったものの、誠実に向き合ってくれる年下男性とのやり取りの中で、

少しずつ心が動いていきました。

夫が単身赴任になって3年。子どもたちも独立し、広い家の中は自分一人だけ。

毎日仕事と家事に追われながらも、心のどこかにぽっかりとした空白を抱えていました。

ある夜、なんとなく始めた出会い系アプリ。

最初は同年代の女性たちの体験談を読んでいるだけでしたが、30代の男性から届いたメッセージに目が留まりました。

年齢差もあるのに、彼はとても自然体で、私を「○○さん」と丁寧に呼んでくれる。

そのやりとりに、少しずつ心が和らいでいきました。


最初に会ったのはカフェ。

緊張で胸がいっぱいでしたが、彼は落ち着いた笑顔で迎えてくれました。

会話の中で「ご主人は単身赴任なんですね、大変じゃないですか?」と気遣ってくれる優しさが、

久しぶりに“女性として見られている”と感じさせました。

二度目に会った時は、駅前のレストランで食事をしました。

彼は仕事の話や趣味の話を楽しそうに語り、時々こちらを真っ直ぐに見つめてきます。

その視線に思わず目を逸らす自分に、若い頃のときめきを思い出しました。

別れ際、エレベーターの前で彼が手を伸ばし、そっと私の手を握った瞬間、胸の奥が熱くなりました。


そして三度目。思い切って「うちでゆっくりお茶でも」と自宅に招きました。

人を家に入れるのは久しぶりで、掃除や紅茶の準備に手間取る自分を見て、

「私、まだ誰かを迎えるためにこんなに必死になれるんだ」と小さく驚きました。

リビングで紅茶を飲みながら話していると、彼は少し真剣な表情で私の方に体を寄せ、

「こうして会えるの、すごく嬉しいです」と囁きました。

その言葉に返事をしようとした瞬間、彼の手が私の手をしっかりと包み込み、次の瞬間、唇が触れました。

久しぶりのキスに、体中が熱くなるのを感じました。戸惑いもありましたが、押し返すことはできません。

むしろ、自分の中に眠っていた感情が呼び覚まされるようで、涙が出そうになるほどでした。

その後は戸惑いもなく素敵な時間を過ごしました。

女性としての自分を思い出させてくれたこと、

そして誰かと心を通わせる喜びをもう一度感じられたことが、今の私にとって大きな救いになっています。

編集者から

特に印象的だったのは、自宅に彼を招く前に必死に掃除や準備をしたというくだり。

そこには、まだ誰かに見られたい、女性として大切にされたいという自然な欲求が表れていて、

とてもリアルに胸に響きました。